一般財団法人環境イノベーション情報機構
国連10億本の植樹キャンペーン 70億本の植樹を達成
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.10.01 【情報源】国連/2009.09.21 発表
国連環境計画(UNEP)の10億本の植樹キャンペーンによって、9月21日、目標としていた「70億本」の植樹が達成されたことが明らかになった。これは中国政府がキャンペーンの一環として26億本の木を植えたことによるもの。全世界の人が、1人一本の木を植えた計算になる。
10億本の植樹キャンペーンは、2006年11月の第12回気候変動締約国会議(COP12)の際に、ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイ氏、モナコのアルバート王子らの呼びかけにより、世界アグロフォレストセンターなどが協力してスタート。
これまでに植樹に参加した人は、小学生から、1国の大統領まで数百万人に上り、世界167カ国で73億本が植えられたという。このキャンペーンのために多くの植樹を行った国としては、中国(26億本)、エチオピア(14億本)、トルコ(7億1100万本)、メキシコ(5億3700万本)が挙げられている。
植樹の半分以上は個人によるもの。また、約15%は企業によるもので、バイエル、トヨタ、コカコーラなどの多国籍企業から、中小企業まで世界各地の様々な企業が参加している。【UNEP】