一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス 食糧生産・加工の方法も持続可能に
【環境行政 行政資料】 【掲載日】2009.08.24 【情報源】イギリス/2009.08.10 発表
イギリスは、食糧生産や加工の方法をより持続可能な方向に変える必要があるとする報告書が公表された。この報告書は、イギリスで初めての食糧安全保障評価報告書。食糧供給の課題として、特に、温室効果ガス排出量を削減するとともに、作物の育つ環境に影響を及ぼす気候の変化に適応していく必要性があるという。また、作物の生産時により効率的に水を利用すること(水1単位当たりの穀物生産量の増加)も有用だとしている。また、漁業資源の減少についても強調している。
ヒラリー・ベン環境大臣は、「食糧の生産・消費方法を抜本的に見直す必要がある」と指摘した。
なお、この評価報告書は、食糧システムの今後について、意見を求めるオンライン協議「Food 2030」、「食糧事情2008年版」などと併せて公表された。【イギリス環境・食糧・農村地域省】