一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ 大気汚染で100万人中36人がガンに!?
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2009.07.03 【情報源】アメリカ/2009.06.24 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、有害大気汚染物質への曝露による健康リスクを評価する、第三次「全国有害大気汚染物質評価」(NATA)を公表した。第三次NATAは、2002年のデータに基づき、固定排出源(自動車、トラック等)及び移動排出源(工場等)から排出された、180種類の大気汚染物質とディーゼル微粒子を評価。
米国内の多くの人々について、大気汚染による発ガンリスクは、100万人に36人と推計した。また、約200万人(米国の人口の1%以下)の人々については、発ガンリスクが100万人に100人とやや高めであることが分かった。発ガンリスクを高める最大の要因は、ベンゼンだという。
NATAは、規制措置の唯一の根拠となるものではないが、連邦や州、地方自治体が、最も懸念の高い物質やエリアを特定する際に役立つ。【EPA】