都市部での大気汚染改善明らかに

【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2002.01.21 【情報源】イギリス／2002.01.11 発表

　ミーチャー環境大臣は１１日、イギリス国内都市部での大気汚染が改善されているものの、「我々の闘いはまだ終わっていない」として、大気汚染改善策を引き続き推進することの重要性を強調した。
　これは１１日公表された「2001年大気環境に関する暫定主要指標」（provisional air quality headline indicator for 2001）により、都市部での大気汚染改善が９３年以降確実に進んでいることが明らかになったことを受けて、コメントされたもの。
　同報告によると、都市部では、2001年は前年と比べ、大気汚染濃度が高い・中程度とされた日数が若干増えたものの、長期的には確実に減少傾向にあるという。その主要因として、新車種に対する一層厳格な排出基準の導入、超低硫黄・無鉛ガソリンや超低硫黄ディーゼル燃料の利用拡大、火力発電所での石炭から石油への切り替え、工業分野における規制の強化などが挙げられている。
　なお、農村部ではそれほど明確な減少傾向は見られないという。【イギリス環境・食糧・地方事業省】