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環境ニュース[海外]

欧州委員会 「利用可能な最良の技術」に関する参考文書を採択

環境行政 行政資料】 【掲載日】2002.01.17 【情報源】EU/2002.01.10 発表

 欧州委員会は、統合的汚染防止管理(IPPC)指令(96/61/EC)について、大規模産業施設のための「利用可能な最良の技術」に冠する最初の参考文書を正式に採択した。8つの文書により、指令の実施のための重要な背景情報が提供される。加盟国の機関は操業許可を与える際にこの文書を用いることになり、EU及び加盟予定国にある約60000の大規模施設で適用される。
 8つの参考文書は、鉄鋼、非鉄金属、セメント・石灰、紙・パルプ、ガラス、塩素・苛性ソーダの各製造業のほか、製鉄業、工業における冷却システムの設計・操業を扱っている。この文書は、化学物質の代替、清浄で効率的な製造プロセスの導入、廃棄物の最小化、大気・水中への排出物質削減装置の設置・利用、騒音削減などのための具体的な手法を紹介する。
 2月中には、委員会はさらに4つの参考文書(化学工業2件、精錬業、皮なめし業のもの)を採択する予定。全体では、30から35の参考文書が発行され、定期的に改版される。【欧州委員会環境総局】

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