フランス　環境グルネルの実践に向け　連続公聴会を開催

　フランスのジュアーノ閣外大臣（エコロジー担当）は、環境グルネル（環境懇談会）の提言の実施について議論するため、各地方圏で公聴会を開催する。環境グルネルが示した具体的な対策や、その日常生活への影響について取りまとめる予定。
　気候変動、緑の増加、健康、生物多様性の保全など、環境グルネルの中心に位置づけられる目標は、私たちの未来、地球の未来のための挑戦でもある。
　環境グルネルに関する公聴会の「ツール・ド・フランス」は、5月13日、ストラスブールでの公聴会からスタートする。ジュアーノ閣外大臣は、「環境グルネルの成功には、すべての人々の参加と関与が必要である。フランス国民と直接出会うことを可能にするこれらの公聴会は、制度的な提案を超え、日常生活がグルネルの実施を左右することを示すためのものだ」と期待を示している。【フランスエコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】