一般財団法人環境イノベーション情報機構
世界初の炭素中立国家を目指すモルディブ 気候中立ネットに参加へ
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.05.15 【情報源】国連/2009.05.04 発表
インド洋に浮かぶ島国モルディブが、国連環境計画(UNEP)の気候中立ネット(気候ニュートラル・ネットワーク、CN Net)に参加することになった。モルディブのナシード大統領は、今年早くに、今後10年以内、2019年までに世界初の炭素中立国になる という目標を発表したばかり。この野心的な目標を、ソーラー発電や風力発電等の再生可能エネルギーへの完全シフト、新しい技術への投資、優良事例の共有などを通じて達成するという。
海抜1.8m以下の島々からなるモルディブは、地球温暖化の影響を最も受けやすい国の一つ。住民40万人は、海面上昇や嵐のリスクにさらされている。
気候中立ネットは、地球規模での低炭素経済社会へのシフトを推進するUNEPの取り組みで、2008年2月に発表され、国や地方自治体、企業、団体などが参加している。国家での参加はモルディブが7カ国目で、これまで、コスタリカ、アイスランド、モナコ、ニュージーランド、ニウエ及びノルウェーが参加している。【UNEP】