一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランス議会上院 環境グルネル第1法案を可決
【環境行政 法令/条例/条約】 【掲載日】2009.02.19 【情報源】フランス/2009.02.10 発表
フランス議会上院は、環境グルネル第1法案を312票の賛成多数で承認した。同法案は、議会下院で2008年10月にほぼ満場一致で承認されている。ボルロー大臣、ジュアーノ閣外大臣(エコロジー担当)らは、「新たな歴史的投票であり、環境グルネルとその方針を確認した国家的な瞬間だ」と評した。また、「50時間に及ぶ上院での討議は、緻密で質の高いものであった」とボルロー大臣は強調している。
同法案には、建物とエネルギー、運輸、生物多様性、環境保健、ガバナンスと情報普及・教育、海外県での取り組み等が盛り込まれている。特に気候変動やエネルギーについては、2050年までに温室効果ガス排出量を4分の1に削減する(75%カット)、再生可能エネルギーの割合を23%に引き上げる といった目標が提示されている。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】