一般財団法人環境イノベーション情報機構
約400都市が市長誓約 2020年までにCO2排出量を20%以上削減へ
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.02.18 【情報源】EU/2009.02.10 発表
ロンドン、パリ、ブリュッセルなど欧州の350以上の都市が、2月10日、欧州議会本会議場で「市長誓約」に調印。2020年までにCO2排出量を20%削減するというEUの目標を上回る取り組みを目指すことを誓った。この市長誓約は、欧州委員会が1年前から、欧州の諸都市と協議を行ってきたもの。2月10日現在、372都市が調印し、さらに104都市が関心を示している。調印した都市がCO2排出量を20%削減すると、毎年、ハンガリーの国土面積以上の土地に植林するのと同等の効果がある(50メガワット級石炭火力発電所20基分、または自動車3500万台分のCO2排出量に匹敵)。
各都市は、目標達成のため、調印後1年以内に持続可能なエネルギー行動計画を提出するとともに、2年に1度、計画の実施状況について、市民と欧州委員会に報告しなければならない。
市長誓約の調印式には、ニューヨークのブルームバーグ市長もビデオ参加し、2030年までに同市の排出量を30%削減することを目指すと述べた。
同日、国連の潘事務総長は、国連本部での記者会見で、アメリカ、中国、インド、EUに気候変動分野で最高の国際指導力を示すよう求めた。また、9月に開催される国連総会で、ハイレベルの気候会合を開く方針を明らかにした。【欧州委員会】【UNEP】
下記アドレス:欧州委員会プレスリリース