IUCN　持続可能なバイオ燃料生産に関する手引きを公表

　国際自然保護連合（IUCN)は、1月21日、環境を悪化させることなく、バイオエネルギーを生産するための手引きを公表した。
　「持続可能なバイオエネルギー生産の実施：手段とアプローチのまとめ」と題された手引書は、各国政府、バイオエネルギー生産に携わる事業者や投資家に、環境保護団体から学び、持続可能なアプローチを実践するよう呼びかけるもの。外来種問題から水管理、景観計画まで、様々な問題が取り上げられ、30以上の対策が示されている。
　IUCNのマートン・ルフェーブル事務局長は、バイオ燃料の最大の可能性は、ジェット機燃料やスポーツ多目的車に充填することではなく、エネルギーの供給を十分に受けることができない20億人の人々のために、近代的なエネルギーへのアクセスを改善することにあると指摘している。【国際自然保護連合（ＩＵＣＮ）】