一般財団法人環境イノベーション情報機構
COP14/MOP4 欧州諸国の反応
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2008.12.17 【情報源】EU/2008.12.12 発表
ポーランド・ポズナニで開催されていた第14回気候変動枠組条約締約国会議・第4回京都議定書締約国会合(COP14・MOP4)の閉幕を受け、欧州諸国からは様々な反応が示されている。ドイツのガブリエル環境大臣は、現下の金融危機に触れつつ、「地球温暖化のリスクを無視すれば、金融危機よりも高く付き、後戻りできない。ポズナニでは、2008年のコペンハーゲン会議での決定に向け、必要不可欠な要素を獲得することができた」と評価。今後、妥協点と対立点を分析し、2009年前半に、交渉テキストを提出するという方針を示した。
欧州委員会のディマス環境委員は、特に、森林減少・劣化からの温室効果ガス排出削減(REDD)について、共同歩調をとる国々が閣僚宣言を採択したことを歓迎。この宣言は、イギリスが起草したもので、多くの先進国(ドイツ、フランス、オーストラリア、日本など)及び熱帯諸国(ブラジル、インドネシア、タイなど)が、途上国でのREDD対策のために直ちに行動を起こすことを約束した。
イギリスのミリバンド大臣(エネルギー・気候変動担当)もREDDに関する共同声明を歓迎し、イギリスが森林保全のために1億ユーロを拠出することを発表した。この資金は、熱帯林諸国の人々の生活を改善しながら、森林減少の影響を削減することを支援するという。【欧州委員会環境総局】【ドイツ連邦環境省】【イギリス エネルギー・気候変動省】
下記アドレス:欧州委員会プレスリリース