一般財団法人環境イノベーション情報機構
COP14/MOP4 ポーランド・ポズナニで開幕
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2008.12.10 【情報源】国連/2008.12.03 発表
ポーランドのポズナニにおいて、12月1〜12日まで、第14回気候変動枠組条約締約国会議・第4回京都議定書締約国会合(COP14・MOP4)が開催される。各国政府、産業界、市民団体、国際機関の代表など1万人以上が参加する。今回の会議では、議論から交渉に重点が移り、交渉最終年である2009年に向けた行動計画が合意される予定である。また、途上国のためのキャパシティ・ビルディング、森林減少・劣化からの温室効果ガス排出削減(REDD)、技術移転、適応といった重要な課題での進展も期待されている。
国連気候変動枠組条約のデ・ブア事務局長は、「この会議は、世界的な経済危機の中、各国政府の気候変動に対する意欲をテストするものになるだろう」という見解を示している。
なお、UNEP関連では、会議の期間中、(1)「REDD支援のための国連システム」に関するイベント、(2)UNEP世界自然保護モニタリングセンターによる「炭素・生物多様性デモンストレーション地図プロジェクト」の発表、(3)京都議定書・クリーン開発メカニズム(CDM)・建物・建設部門に関する報告、(4)ソーラーエネルギーに関する共同声明、経済的なインセンティブや地球温暖化対策の拡大に関する世界銀行とのイベント、(5)気候関連の災害や今年度のCDM事業の報告が発表される予定である。【UNEP】