一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランス 光害を観測する「夜のピクニック」を開催
【大気環境 その他(大気環境)】 【掲載日】2008.09.29 【情報源】フランス/2008.09.17 発表
フランスのコシュースコモリゼ閣外大臣(エコロジー担当)は、光害について確認するため、9月23日19時〜22時30分まで、ムードンのパリ天文台施設で「夜のピクニック」を企画している。このイベントには、ムードン市、パリ天文台、環境エネルギー管理庁(ADEME)、国立自然史博物館も協力し、電気の過剰使用の影響や様々な被害を具体的に示すことを目指す。人間を取り巻く光のもやは、夜の漆黒の闇を少しずつむしばみ、夜空は消滅の道に向かっている。夜空を観察する天文学者は、80年代から危機感を持っていた。この懸念については、調査により次々と明らかになってきた。チンザーノ氏らが2001年に公表した「光害に関する世界地図」によると、現在、大都市では、人工的な光によって星の90%が見えなくなっている。過剰な人工光は、天体の美しさを奪っているだけでなく、生態系を混乱させ、人間の健康、エネルギーの無駄遣いの原因にもなっている。
光害は、長い間、あまり知られていなかった現象だが、10月から議会で審議される環境グルネル関連法案に盛り込まれている。環境法典の中に、人工光を規制する新たな章が設けられる見込みだ。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】