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環境ニュース[海外]

フランス ピレネーのヒグマ保護増殖に向け 関係者による部会設立 信頼関係の再構築を目指す

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2008.07.07 【情報源】フランス/2008.06.26 発表

 フランスのコシュースコモリゼ閣外大臣(エコロジー担当)は、6月26日、トゥールーズを訪れ、環境グルネル(環境懇談会)の精神に則って、対話のための機関「ピレネーヒグマ部会」を設立した
 閣外大臣が議長を務めた2007年6月26日のヒグマ計画会議では、山間部の関係者の間で、ヒグマの適切な管理に向けた信頼条件が完全に崩れてしまったことが確認され、閣外大臣は、フランスピレネーヒグマ保護増殖計画の前半部分の評価やピレネー農林牧畜経済支援計画の評価等を要求していた。
 今回の「ピレネーヒグマ部会」の設立は、昨年の会議における全会一致の要求に応えるもので、調査や対話に関する2つの報告書でも繰り返し強調されている。
 部会は、国の出先機関、議員、農業や林業、観光業の専門家、狩猟者、環境保護団体等の代表で構成。ヒグマ保護増殖計画の実施をめぐる問題について協議を継続し、重要な問題については、農林牧畜経済支援計画運営委員会での作業とも調整を図る。
 閣外大臣は、「ピレネーヒグマ部会の設立をうれしく思うと共に、特に、参加した関係者、協議や対話という勇気ある選択をした方々に感謝する。これからの検討の質については確信を持っている」とコメントした。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】

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