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環境ニュース[海外]

カナダ政府 再生可能エネルギー利用電力の促進、発電所からの排出削減に関する新施策を公表

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2001.12.10 【情報源】カナダ/2001.11.29 発表

 カナダ連邦環境省は、再生可能エネルギーを利用した発電の促進に関するガイドライン案、及び新しく建設される発電所からの排出抑制のためのガイドライン案を公表し、12月8日から90日間、パブリックコメントを募集することを明らかにした。
 一つ目のガイドラインは、消費者が、環境負荷の少ない、再生可能エネルギーを利用した電力を特定できるようにするのが狙い。このガイドラインが最終決定されると、環境省の「環境選択プログラム(Environmental Choice Program)」内での許認可、認証基準が定められることになる。同プログラムでは、環境にやさしい様々な商品を認証し、消費者のために「エコ・ロゴ」ラベルを付与している。
 二つ目のガイドラインは、化石燃料を使用する新規の発電所からの排出を削減するもの。これによりSO2、NOx、粒子状物質などの排出基準が厳しくなることになり、現在の基準と比べて60〜70%程度の排出減が見込まれる。
 アンダーソン環境大臣は、「温暖化や大気汚染を引き起こす物質の多くは同一のエネルギー資源から発生する。つまり、1つの物質に対する解決策はその他の物質の排出抑制にもつながる」と述べ、今回の2つのガイドライン策定が大気汚染防止・管理に役立つことを強調した。【カナダ連邦環境省】

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