一般財団法人環境イノベーション情報機構
UNEPシュタイナー事務局長 ケニアのエコツーリズムをアピール
【自然環境 自然とのふれあい】 【掲載日】2008.03.18 【情報源】国連/2008.03.06 発表
ドイツ・ベルリンで開催される世界最大級の観光フェアへの出発前夜、UNEPのシュタイナー事務局長は、観光がケニアの経済活動と雇用の再活性化に大きな役割を果たし、東アフリカに平和と安定をもたらすというコメントを発表した。ケニア政府の代表団が発表する公式統計によると、ケニアを訪れる国際観光客の数は2007年に100万人の大台に乗り、2006年から10%も増加した。ところが、2007年12月に選挙結果をめぐる衝突が起きてからは観光客が激減し、90%以上も減った。
「ケニアの有名な野生生物や自然景観をベースにした観光は、歴史的に経済や雇用の核となってきた。これに伴う収益は、ケニアが国立公園や保護地域の貴重なネットワークを維持し、保護していくために不可欠だ」と指摘している。国連のアナン前事務局長らの仲介による和平協定が締結され、ケニアに安定化の契機がもたらされているとして、観光が再び重要な役割を果たすことができるという期待を示した。【UNEP】