地方当局による事業所検査は不十分

　イギリス環境・食糧・地方事業省は、11月23日、2000‐01年度の地方大気汚染管理統計（Local Air Pollution Control statistics: LAPC statistics）を公表。調査は、地方当局がどれだけ産業大気汚染規制に対する責任を果たしているかを示すものである。
　この結果、地方当局の事業所に対する立ち入り検査の回数は、年平均1.5回と、前年度の1.6回より減少したことが明らかになった。また、この平均値を下回った地方当局は88カ所に上り、さらに、１回も検査を実施しなかった地方当局も５カ所あった。
　また、69％の地方当局で、事業所から徴収した課徴金収入等の使途を示す会計資料を整備していないことも分かった。
　マイケル・ミーチャー環境大臣は、こうした地方当局の現状に対する不満を示すと共に、迅速な改善を期待したいと述べた。【イギリス環境・食糧・地方事業省】