一般財団法人環境イノベーション情報機構
政府のグリーン化報告書公表 1990年比で18.9%の省エネを達成
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】イギリス/2000.11.14 発表
イギリス政府は、各行政機関による環境保全のための率先行動の状況を報告する「政府のグリーン化:第2回年次報告」を公表した。同報告書では、エネルギー効率化、廃棄物・リサイクル、水、移動(出張・仕事の際の自動車利用の削減等に関する「移動計画」の策定など)、調達(再生紙等リサイクル品の購入、材木・木材製品については合法で持続可能な伐採によるものを購入など)といった分野について、各省庁の取組状況が記されている。このうち、エネルギー消費については、1999年3月末までに、1990年比で18.9%削減したことが明らかになった。イギリス政府は、1990年に、1996年3月末までにエネルギー消費量を15%削減することを目標として掲げ、さらに、1996年には、2000年3月末までに、1990年比で20%削減するよう目標を引き上げている。今回公表された結果を受け、イギリス環境大臣は、「1999年度の数値は、次年に発表されるが、20%の省エネを達成することができると思う」と述べている。また、風力発電など再生可能エネルギーを購入している行政機関は9機関あり、さらに、8機関が購入を計画している。
なお、同日、来年度の目標も設定された。【イギリス環境・運輸・地域省】