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環境ニュース[海外]

絶滅の危機にある野生生物保護のため基金を設立

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2001.11.30 【情報源】イギリス/2001.11.20 発表

 マイケル・ミーチャー環境大臣は、11月20日、世界的に絶滅の危機にある野生生物を保護するため、新たな基金を設立することを発表した。
 イギリス政府は今後3年間にわたって、総額28万ポンド(4760万円)を「フラッグシップ種保全基金(Flagship Species Fund)」に支出するという。この基金は、環境・食糧・地方事業省と、ファウナ・フローラ・インターナショナル(Fauna&Flara International)が共同で取り組んできたもので、絶滅の危機にある野生生物保護のために第一線で活動する人々の支援に当てられる。ファウナ・フローラ・インターナショナルは、世界的にも最も古くに設立された国際的保護団体。この基金の管理・運営も、ファウナ・フローラ・インターナショナルが行う予定である。
 基金設立初年度は、まず霊長類と樹木類の2種に重点をおいて活動する。具体的には、エクアドルの茶頭ザル(Brown-headed monkey)やベトナムの金頭ラングール(Golden-headed langur)等の保護、カメルーン及びナイジェリアにおけるブッシュ・ミート(狩猟食肉)取引に関する解決策の構築、ブラジル及びメキシコにおけるブラジル・ポー・ツリー(Pau Brasil tree。オークの一種で絶滅が危惧されている)などに取り組む予定。
 なお、この基金には、リオ・ティント(Rio Tinto)とBPが企業としてそれぞれ5万ポンド(850万円)を出資しており、ミーチャー大臣は、他の企業にも参加を呼びかけている。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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