一般財団法人環境イノベーション情報機構
欧州議会 自動車からのCO2排出削減策を強化
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2007.11.07 【情報源】EU/2007.10.24 発表
欧州議会は、10月24日、自動車からのCO2排出削減策を強化し、2015年までに、乗用車からのCO2排出量を125g/kmとする法的規制を課すよう提案する報告書を賛成多数で採択した。この報告書はイギリスのクリス・ディビス議員が準備したもの。欧州委員会の当初案では、目標達成期限は2012年であったが、3年間の猶予が与えられることになった。また、バイオ燃料やエアコンの改善といった手段に頼らず、自動車の技術革新によって目標を達成することとされた。
また、報告書では、2011年以降、自動車メーカーにも排出量取引制度(炭素枠削減制度)を導入し、排出上限値を超えた自動車メーカーには罰金を義務付け、上限値を下回ったメーカーにはクレジットを付与する としている。
この他、自動車広告について、紙面の20%以上を、燃費及びCO2排出量に関する情報表示に当てなければならない というルールが盛り込まれている。【欧州議会】