一般財団法人環境イノベーション情報機構
カナダ・ハーパー首相 施政方針演説で京都議定書目標の達成を断念
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.11.02 【情報源】カナダ/2007.10.17 発表
カナダのハーパー首相は、10月17日、議会開会演説(施政方針演説)を行った。この中で同首相は、前政権が、過去10年間にわたって、カナダの温室効果ガス排出量を増加させ続けた として、前政権は京都議定書目標を達成する意図が全く無かったと批判。G8サミットやAPEC会議でも、各国首脳から、カナダはどうやって京都議定書目標を達成するのか と聞かれることは無かった と述べた。
代わりに、首相は、ベアード環境大臣が示した新しい目標、すなわち2020年までに20%、2050年までに60〜70%温室効果ガス排出量を減らすという目標に触れ、これを達成すべく、計画を実行していくという方針を示した。【カナダ首相府】