一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランス 環境効率のよい公共建築物の建設・改修に3億5千万ユーロ
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2007.10.30 【情報源】フランス/2007.10.16 発表
気候変動対策や自然環境・都市環境の最善の管理を念頭においた、公共建築物の建設及び改修を支援するため、3億5000万ユーロを充てることが、フランスのエコロジー・持続可能な開発国土整備省、欧州投資銀行(BEI)、ケースデパルニュ銀行グループの間で合意された。合意文書は、10月16日、ボルロー エコロジー・持続可能な開発国土整備大臣、BEIのフィリップ・ド・フォンテーネヴィーヴ副総裁、ケースデパルニュ銀行のシャルル・ミロード会長の間で調印された。この合意は、環境・エネルギー管理庁(ADEME)の着想による「高品質環境エネルギー(HQEE)」プログラムに組み込まれる。「高品質環境エネルギー(HQEE)」プログラムは、建物に関する現行の基準(高品質環境HQE、高エネルギー効率HPEなど)を上回る、環境・エネルギー基準を尊重する公共建築物の建設・改修計画を全国的に支援することを目指す。対象となるのは、大学、保育園、行政機関の建物、スポーツセンターや文化センターなど。
BEIが欧州でこうした事業を実施するのは初めてのことで、EUの気候・エネルギー政策(2007年3月に欧州閣僚理事会で採択)に沿ったものである。【フランス エコロジー・持続可能な開発国土整備省】