危険施設の検査に関する憲章　制定

　フランス環境国土整備大臣のイヴ・コッシェ氏は、11月6日、危険施設検査官900人全員を集め、会議を行った。会議では、検査組織の組織や業務を規定し、業務の有効性と質の向上を目指していた3ヵ年の行政プログラムについて、進捗状況を点検した。
　同大臣は、トゥールーズでおきた化学工場の爆発事故に触れ、組織体制や検査業務の改善などについて、幅広い視点から見直していくよう求めた。また、大臣は、2002年に100名検査官を増員する（今年中の50名を含む）という首相の決定を強調した。
　さらに、大臣は、危険施設の検査に関する憲章が策定されたことを評価した。この憲章は、検査業務の基本的な役割として、リスクや産業・農業汚染の予測、その影響の削減を掲げる。また、「権限、公平、公正、透明性」という4つのポイントを打ち出した。【フランス環境・国土整備省】