一般財団法人環境イノベーション情報機構
紙リサイクル自主規制を今後も継続
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2001.11.15 【情報源】ドイツ/2001.11.06 発表
ドイツ連邦環境大臣トリッティン氏は、AGRAPA(紙生産業界、輸入業者、取引業者、印刷・出版業者からなる組織)が、1994年から行っている紙リサイクル自主規制を今後も続行すると約束したことを歓迎した。この自主規制は、2000年までに、60%のマテリアルリサイクル達成を目標としたが、既に、これを上回る80%の数字を達成している。これは、94年から2000年までに、紙の消費量が20%増えていることに鑑みても評価できる結果である。AGRAPAは、このリサイクル率で安定化させることを約束した。さらに、それに加えて、経済界に、より一層、古紙を使用することをも義務づける。
連邦環境庁は、昨年7月、「古紙利用に関する環境収支」と題する研究報告を行ったが、それによれば、古紙のリサイクル利用は、省エネ、気候変動防止、大気汚染・水質汚濁・土壌汚染防止の観点からみて、廃棄ないし消却よりも環境にやさしいという。【ドイツ連邦環境省】