中国　陜西省、第11次5ヵ年計画期間中の製紙業の新規建設計画は批准せず

　陜西省政府は先日、同省環境保護局など4部門の「渭河流域製紙産業環境管理の強化に関する意見通達」を転送した。同通達は、総量と規模を規制し、水資源とエネルギー消費を削減して、製品の質と水準を向上させることを要求している。
　同省の今回の製紙産業構造整備では、具体的な措置として、総量規制と規模制限を実施し、製紙事業環境影響評価を厳密に審査する。第11次5カ年計画期間中、原則的に新たな製紙プロジェクト、特に全化学製パルプ製紙プロジェクトの着工を認めない。また古紙・製紙企業規模を調整してゼロエミッション技術を普及する。2007年までに渭河流域で保留されていた一定規模以上の脱色古紙製紙企業は、汚水処理設備を改善して全てゼロエミッションを達成しなければならない。他の古紙製紙企業も、廃水排出削減技術を導入し、基準に到達させる。【中国環境報】