一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス 計画制度を改革 気候変動対策にも貢献
【環境行政 環境白書】 【掲載日】2007.06.06 【情報源】イギリス/2007.05.22 発表
イギリスのケリー大臣(地域担当)は、気候変動など21世紀の課題に対応すべく計画制度を改善するため、新たな白書「持続可能な未来のための計画」を発表した。この白書の要点は以下の4つである。●地域や専門家の参加を強化して、大規模なインフラ事業を決定するための、簡素化された優良なシステム。
●近隣に迷惑をかけないような住宅の改修等を簡単に行えるようにするため、住宅に関する地方計画制度を簡素化する。
●計画制度が気候変動対策に貢献できるようにする。
●計画制度を強化し、活発な中心市街地作りができるようサポートする。
また、政府は市街地の緑地帯保護を新たに実行すると約束した。この白書では、宅地開発には、すでに開発された荒廃地などを優先的に利用し、公園やグリーンスペースなどは保護すべきだと明言している。
新たな制度は、8つの計画制度に代わるもので、これにより、10年間で10億ポンドもの節約が可能となる。【イギリス環境・食糧・農村地域省】