一般財団法人環境イノベーション情報機構
中国 天津:60の重点プロジェクトを決定 エネルギー・環境事業が過半数
【環境行政 行政資料】 【掲載日】2007.05.30 【情報源】中国/2007.03.02 発表
今年、天津市は60件の重点プロジェクトを実施することを決定し、そのうちエネルギー・環境関連のプロジェクトは半分以上を占める。全プロジェクトの累計計画建築面積は1263万平方メートルで、同年で807億元を投入し22件で竣工する計画である。今年同市は引き続き環境施設資金を強化し、貫荘ゴミ焼却場、青凝候汚泥埋立場などの重点プロジェクトを着工する。今年中に給水、ガス供給、暖房供給、排水、再生水の主要管網を1000km新築・改造し、また緑化プロジェクトを継続して強化している。年間の新規都市緑化面積は2000万平方メートルにし、都市緑化被覆率は37.5%にし、一人当たり公園面積は7平方メートルにする。
全市では引き続き大気環境質を改善し、空気質2級以上の日数を82%にする。飲料水水源地の水質基準達成率を96%以上とし、地表水機能区の国家審査部分の水質基準達成率を100%にする。地域環境騒音平均レベルを56db以下に抑え、交通騒音平均レベルを安定的に70db以上に維持する。全市都市生活ゴミ無害化処理率を85%にし、汚水集中処理率を78%にし、汚水再生利用率を8%にする。市街地緑化被覆率・緑地率をそれぞれ1ポイント高める。
このほか同市は科学技術革新を堅持し、建築省エネと資源節約利用を推進する。建築省エネ技術基準を厳格に実施し、住宅建築では省エネ設計対象の3段階拡大により郷鎮にも普及させる。新型壁面材料を急速に発展し、今年、全市新型壁面材料生産能力は924.5万立方メートルに高め、市場供給量が需要量の70%となるようにする。引き続き再生水の家庭利用や太陽エネルギー、地熱、汚水源冷暖房を普及させ、熱電併給を発展させ、再生可能エネルギーの建築利用比率を25%にする。【中国環境報】