一般財団法人環境イノベーション情報機構
中国 環保総局が初の二輪車環境保護生産一致性検査結果を公表
【環境行政 行政資料】 【掲載日】2007.05.29 【情報源】中国/2006.10.25 発表
先日、国家環保総局の責任者は、初の二輪車環境保護生産一致性検査結果を公表した。検査対象の企業10社が生産する10種の製品のうち、3社しか二輪車生産企業の抽出車両検査と排出重要部分環境保護生産一致性検査に合格しなかった。環保総局は不合格企業に対して改善命令を出した。検査対象企業のうち、広州市大陽摩托車有限公司、広州天馬集団天馬摩托車有限公司と江蘇新世紀機車科技有限公司の3社のみが製品抽出検査と排出重要部分環境保護生産一致性検査に合格した。江蘇宝彫機動車有限公司、重慶航天巴山摩托車製造有限公司の2社は、製品抽出検査に不合格で、汚染制御装置が備わっていなかった。新大洲本田摩托車有限公司、江蘇衆星摩托集団有限公司、広州三雅摩托車有限公司、常州福莱特摩托車有限公司、江門市大長江集団有限公司の5社は、製品抽出検査には合格したが、排出規制重要部分の一致性検査には不合格であった。
第11次五ヵ年計画期間、国家環保総局は環境一致性検査と監督管理を重点的に強化し、二輪車の安定的な排出基準の達成、健全で規範的な二輪車市場構築の促進を求めた。同時に環保総局は環境一致性検査免除制度を実施し、厳格に基準を守って環境保護生産一致性要求通りに生産活動し、また安定的に基準を満たすようにしている二輪車企業に対しては、3年間の検査免除を行う。賞罰により中国二輪車企業の環境保護生産一致性制度の構築、川上からの汚染規制、二輪車産業の健全な発展を推進していく。【中国国家環境保護総局】