一般財団法人環境イノベーション情報機構
中国 西安市:8つの措置でオゾン層破壊物質淘汰を加速
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2007.05.17 【情報源】中国/2005.10.14 発表
先日、西安市政府は通達を出し、2006年7月1日までに市内のCFCやハロン等オゾン層破壊物質の代替事業を加速する。具体的には以下の8つの措置を導入する。[1]2006年1月1日までに、フロン冷房材を販売、貯蔵する団体は全て環境保護局に登記を済ませなければならない。未登記での販売、貯蔵は認められない。
[2]2006年1月1日までに、市内でフロン類冷房材による冷蔵庫や冷蔵施設の販売を禁止する。
[3]2006年7月1日までに、生産過程中に使用するフロン洗浄剤と四塩化炭素は国が規定した代替製品に切り替えなければならない。
[4]ハロン消火器の販売、使用は国家規定を満たさなければならない。
[5]使用中のフロン冷房材による冷房施設や車用クーラーについて、補修で冷房材を充填する必要があるときには、専門の技術員が行う。
[6]車用クーラー、事業用冷蔵設備、建築中央空調の企業は、専用の冷房重点設備、回収設備を使い、補修中にフロンを空気中に放出したり、フロンを使って洗浄したりしてはならない。
[7]フロン冷蔵剤を販売、貯蔵する企業はその販売・使用状況を詳細に記録し、定期的に市環保局に報告する。
[8]2005年9月16日から、建設部門はフロンによる中央空調設備を使った新規大型建築工事の批准を認めず、また検収項目の一つとする。【中国国家環境保護総局】