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環境ニュース[海外]

中国 深セン:国際オゾン層保護デー記念大会を開催

地球環境 オゾン層】 【掲載日】2007.05.17 【情報源】中国/2005.09.19 発表

 9月16日、国家環保総局、UNDP、UNEPが深センで国際オゾン層保護デー記念大会を開催した。吉林省、山東省、海南省、武漢、西安、深セン、蘇州、常州、南通、宿遷、泰州、鎮江、廊坊などはオゾン層保護、オゾン層破壊物質全廃に関する呼びかけを行った。
 モントリオール議定書に基づき、中国は2010年1月1日に完全にCFC、ハロンなどのODS(オゾン層破壊物質)の生産と使用を停止することになっている。中国のオゾン層保護への決意を強調するため、中国政府はCFC・ハロンの全廃を2007年7月1日に前倒しした。
 呼びかけの中では、「オゾン層保護と中国政府の国際社会への公約履行のため、我々はCFC・ハロン全廃への戦いを決意する。この戦いの先頭に立つため、我々の省市は2006年7月1日までにCFC・ハロンの全廃を果たす。このため我々は主体的に行動を起こし、全国の他の地方もこの行動に加わることを呼びかける」としている。
 中国政府はオゾン層保護を重視しており、1989年にオゾン層保護ウィーン条約に加盟し、1991年にはモントリオール議定書に加盟した。2004年末までに、中国は7.6億ドルの多国間無償援助を受け、多国間無償援助の4割を占めるに至っている。これら事業の完了により、12.8万ODPトンODSの生産を淘汰し、約15万ODPトンODSの消費を削減できた(ODP:オゾン層を破壊する力を定数値化した値で、一般に「オゾン破壊係数」と訳される)。【中国環境報】

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