EU　第6次環境行動計画の中間報告を公表

【環境行政 行政資料】 【掲載日】2007.05.16 【情報源】EU／2007.05.03 発表

　欧州委員会は、2002年から始まった第6次環境行動計画の進捗状況に関する中間報告を採択した。
　この中間報告書によれば、EUは、環境行動計画に掲げられた政策を採用する軌道に乗っている。一方で、報告書は、欧州委員会に対して、国際的な取り組みの強化、環境政策と他の政策との統合促進、市場ベースの措置の拡大などに重点を置くよう求めた。
　欧州委員会は引き続き同計画の4つの優先分野、すなわち、気候変動への対処、生物多様性喪失の阻止と自然保護、健康に関わる環境影響の削減、持続可能な自然資源と廃棄物の管理に焦点を合わせて対処していく。
　また、本報告と同時に、EUの環境政策の進捗と加盟国の政策パフォーマンスについて報告する2006年の年次環境政策報告も採択された。気候変動はかつてないほどに重要な政策となっていることに加え、持続可能な発展戦略の改正、化学物質に関するREACH規則及び生物多様性及び自然資源の保全について進展が見られたことが示された。【欧州委員会環境総局】