中国　産業発展最新状況 8部門5措置で電力構造調整を推進

【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2007.03.09 【情報源】中国／2006.05.30 発表

　国家発展改革委員会、国土資源部、鉄道部、交通省、水利部、国家環境保護総局、中国銀行業監督管理委員会、国家電力監督管理委員会の8部門は先日共同で通達を出し、各地各部門に対し「産業エネルギー過剰産業の構造調整推進加速に関する通達」の精神を徹底実行し、電力工業の健全で秩序ある発展を保持し、新しい状況や問題に対し、必要な措置をとり、電力構造の調整速度を上げるよう求めた。そのために重点的に5方面の作業を行う。
　第1に電力計画を改善し、秩序ある発展を実現する。発電装置の増加に伴い、電力網建設が重要であり、電源と電力網、送電と配電の調和的発展を維持し、電力網企業は送電能力を高める努力が必要。
　第2に整理作業を継続し、建設秩序を規範化する。規則違反プロジェクトや計画外プロジェクトに対し、各地国土、環境保護、交通、水利と関連する実務部門や総合経済管理部門は、必要な手続きを取扱わない、電力網企業は電力網に接続しない、銀行と金融機関は融資を停止するなどである。電力設備メーカーは国家の法律法規と関連規定に従い、規則違反プロジェクトとの無効な契約を適切に処理し、国家計画に従い営業を行う。
　第3に閉鎖停止と構造調整に力を入れる。第11次5ヵ年計画期間に5万kW以下の小型石炭燃焼復水タービン1500万kW分の閉鎖および古い石油燃焼ユニット700万kWの閉鎖目標を実現する。
　第4に発電調整管理規則を整備し、省エネ・環境保護経済調整を実施する。
　第5に責任を明確にし、電力建設の品質と安全管理を強化する。【中国国家環境保護総局】