一般財団法人環境イノベーション情報機構
欧州委員会 気候変動対策・大気汚染対策として 燃料の基準を強化へ
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2007.02.14 【情報源】EU/2007.01.31 発表
欧州委員会は、気候変動及び大気汚染の原因となる物質を削減するため、バイオ燃料の利用拡大などを盛り込んだ、運輸燃料の新基準を提案した。新たな基準によって、燃料自体が「クリーン」になるだけでなく、低公害型の車両や機械を導入できるようになる。
もっとも重要な手法と目されているのが、低炭素燃料及びバイオ燃料の開発促進であり、燃料供給事業者は、2011年から2020年の間に、燃料からの温室効果ガス排出量(燃料の精製・輸送・使用等に伴う排出量)を10%削減しなければならない。これにより、2020年までに5億トンのCO2が削減される(スペイン及びスウェーデンの排出量の合計に等しい)。
また、エタノールの混合率を高めたガソリンの類型「高バイオ燃料」が設けられ、10%までエタノールを混合できるようになる(従来は5%まで)。
一方で、粒子状物質の排出量を削減するため、ディーゼル燃料(運輸用)及びガスオイル(機械用、内陸船舶用)に含まれる硫黄分は削減される。ディーゼル燃料中の硫黄分は、現在の50ppmから、2009年1月1日以降は10ppm未満となる。【欧州委員会】