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環境ニュース[海外]

イギリス 長期的な農業ビジョンを発表 気候変動対策や景観管理も重点に

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2007.01.18 【情報源】イギリス/2007.01.03 発表

 イギリスのミリバンド環境・食糧・農村地域大臣は、オックスフォード農業会議において、イングランド農業の長期的なビジョンを発表した。
 この「2020年の農業ビジョン」は、収益性や競争力に優れ、気候変動対策にも取り組み、トータルで環境に貢献するような農業を目指すもの。農業に求められるものとして、(1)消費される食料の大部分を生産し続け、市場での収益性があること、(2)気候変動の観点から、さらにより広い意味で、環境に貢献すること、(3)景観自然遺産を管理すること という3点が挙げられている。また、農業者の協力・統合、生産物の高付加価値化、多様化や技術革新、生産物の差別化や消費者への情報提供などに取り組んでいく必要性も指摘された。成功すれば、農業者は、2020年には農作物に加え、エネルギーや水を育み、炭素を吸収するといった環境分野の様々な「製品」によって収入を得ることができるようになる としている。
 一方で、政府としては、農業者との関係の改善、土地利用や計画手続きに関する検討(風力発電に加え、廃屋対策など)、新技術の奨励などを進めていくことを約束した。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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