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環境ニュース[海外]

絶滅危惧種保護法案 審議最終段階へ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2001.10.12 【情報源】カナダ/2001.10.03 発表

 アンダーソン環境大臣は3日、国会で審議中の「絶滅危惧種法(the Species at Risk Act)案」に関し、国会の「環境・持続可能な開発」常任委員会に出席した。同大臣は「我々はいかに絶滅危惧種を保護するか、7年間にわたって議論をしてきた」と述べ、この法案が押し付けではなく、パートナーシップに基づくもので、絶滅危惧種対策に有効な手段であると訴えた。
 同法案のポイントは以下のとおり。
絶滅危惧種及び絶滅のおそれのある種の殺傷を禁止
・科学者(Committee on the Status of Endangered Wildlife in Canada;COSEWIC)に絶滅危惧種等の決定権を与える
・政府に重要な生息地を保護する権限を付与
・すべての絶滅危惧種・絶滅のおそれのある種に対し、回復・行動プランを策定
絶滅危惧種等保全に資金、インセンティブを与える協力型アプローチを推進
・損失を受ける土地保有、土地利用者に対し、政府から補償を行う制度を設ける
 さらに同大臣は、法案が可決された場合、現在のCOSEWICの危惧種リストに基づいた行動を即座に実行すること、危惧種の保護上生じる土地利用の制限に対する補償についても施行細則を早急に準備することを明らかにした。【カナダ連邦環境省】

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