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環境ニュース[海外]

EPA BT綿の生物農薬登録期間を延長

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2001.10.12 【情報源】アメリカ/2001.10.02 発表

 EPAは、BT菌(バチルス・チュウリンゲンシス菌)の遺伝子を組み込んだ綿について、生物農薬としての登録期間を5年延長することを承認した。BT菌は昆虫に有害なタンパク質を生成するが、この遺伝子を「植物」に組み込んで、害虫を殺傷する力を持たせたもの。
 EPAは、BT菌を活用した生物農薬についてレビューを行い、7月にはその結果を公表しているが、特に人体や環境に途方もない影響が及ぶことはないと判断。今回の承認に至った。
 登録期間の延長に当たっては、野生植物にこの遺伝子が飛び火しないよう管理する、BT綿に「抵抗性」を持った害虫が増えないよう管理するといった条件が強化された。具体的には、BT綿作付地の周辺に、数エーカーにわたって通常の綿を栽培し、害虫の「避難所(refuge)」とする対策等がもりこまれた。BT綿の畑に耐性虫が発生したとしても、「避難所」に逃げ込んだ害虫はBT綿への耐性を持たないことから、交雑により耐性虫の繁殖が抑えられるという。また、BT綿を継続して育成した場合の影響についてもモニタリングしていくこととされた。【EPA】

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