一般財団法人環境イノベーション情報機構
欧州委員会 欧州議会による大気質指令修正は後退だと危惧
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2006.10.05 【情報源】EU/2006.09.26 発表
欧州委員会が提案している大気汚染に関する分野別戦略について、欧州議会は、9月26日、NOx、揮発性有機化合物(VOC)、PM2.5に関する目標値を強化するよう求める報告を採択した。欧州委員会は欧州議会の意見を歓迎しているが、第1読会における修正について、大気質指令案の重要部分を弱体化させる点があると懸念を表明した。具体的には、PM10に関する遵守期限を2010年1月1日以降に延長する点、PM10の濃度基準値を超える日が年間35日までとするところを55日とする点である。
一方で、PM10の年間基準値を、欧州委員会案では1立方メートルあたり40マイクログラムとしていたところ、欧州議会は、これを30マイクログラム(2010年時点)に強化する修正を採択している。【欧州議会】【欧州委員会環境総局】
下記アドレス:欧州委員会プレスリリース