一般財団法人環境イノベーション情報機構
野鳥狩猟期間に関する省令にサイン 欧州委員会との訴訟の終了に期待
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2006.04.17 【情報源】フランス/2006.03.30 発表
フランスのオラン エコロジー・持続可能な開発大臣は、3月24日、2006年およびその翌年の渡り鳥の狩猟の解禁予定日に関する省令(アレテ)に調印した。アレテは同日に官報に掲載された。このアレテは期日を正確に指定しつつ、EU野鳥指令の非遵守について、フランスに対する1995年以来の訴訟を終わらせることを目指し、欧州委員会の期待に正確に応えるものである。
フランスは、同指令に適合するために法律を改正してきたが、欧州委員会は国内でわずかしか狩猟されていない7種の野鳥について、解禁日を9月に遅らせるよう指摘してきた。
また、アレテは、昨年以来この点について国務院が全く判断に関与しなかったことを考慮し、北海および英仏海峡、大西洋において、クイナ類やガンカモ類について8月初旬の事前解禁に応える。調査では、この時期には、関連する鳥は確認されていない。
なお、狩猟期間終了日は、2005年1月17日付けのアレテにより、既に定められており、南西部の17県でのクロツグミやツグミに関しては、2006年1月31日に改正されている。
オラン大臣は、今回のアレテによって、自然保護団体と狩猟者代表の間で長く続いた論争が、平穏となることを期待する。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】