沿岸地域へのアクセスに関する調査に　4地域を選定

【自然環境 自然とのふれあい】 【掲載日】2006.03.10 【情報源】イギリス／2006.02.21 発表

　人々が海岸にアクセスし、楽しむ方法を改善するオプションを探る調査事業について、イギリスのジム・ナイト大臣（政務次官）は、ダラム、デボンなど4カ所の海岸を対象地に選定したことを発表した。
　この調査事業では、アクセスと同様に、人々が自然環境や歴史的環境を理解し、楽しむ機会を改善する可能性についても模索する。また、調査では、アクセスの改善に伴う、景観や野生生物への悪影響を最小限にしながら、自然環境から便益を得る方法について検討する。
　調査は、ナチュラル・イングランド（イングリッシュ・ネーチャー、田園地域庁、環境・食糧・地方省地域開発サービス局が合体する）が担当し、沿岸部の現状の把握、人々にとって望ましいアクセスのタイプなどについて調べる。
　ナチュラル・イングランドは、今年の初夏までに、報告書を発表。これを踏まえ、環境・食糧・地方省は、沿岸部へのアクセスに関する包括的な政策づくりに資するよう、秋に協議文書を公表する。
　なお、政府の2005年地方マニフェストでは、沿岸地域へのアクセスの改善が、第三期労働党政権の優先課題の一つになるとしている。【イギリス環境・食糧・地方省】