一般財団法人環境イノベーション情報機構
EU 気候変動対策として、新規植林より既存の森林保護が重要 との調査報告を発表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】EU/2000.11.22 発表
CARBOEUROPE 研究事業により発行された新しい報告では、気候変動対策としては、新規に植林するより既存の森林を保存することの方が重要であることが指摘された。「新規森林」は一時的に追加的なCO2を吸収するが、最大15〜100年の時間を「購入」するようなものである、と筆者は述べている。この報告「バイオスフィアにおけるカーボンシンクの計量、ヨーロッパの見地(Accounting for Carbon Sinks in the Biosphere, European Perspective)」は地球上の炭素サイクルの現時点での知見を要約し、計量及び認証手法の鍵となる問題を扱っている。
京都議定書にカーボンシンクを取り込むことについては科学者グループ、政策担当者から多く疑問の声が上がっていた。
EU調査委員のバスキン氏は、「森林がカーボンシンクとしてどの程度寄与するかという点について、科学的に不確実な所があることが最近の検討から明らかになってきており、これは、EUがCO2の埋め合わせとして新規植林を利用することに反対する立場を支えるものである」と述べた。【欧州委員会環境総局】