一般財団法人環境イノベーション情報機構
欧州議会・閣僚理事会 フッ素系温室効果ガスの排出規制に合意
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2006.02.20 【情報源】EU/2006.02.01 発表
欧州議会と欧州閣僚理事会は、1月31日、フッ素系温室効果ガスの排出削減を目指すEU規則及び指令について、合意に達した。フッ素系温室効果ガスには、ハイドロフルオロカーボン(HFC)類、パーフルオロカーボン(PFC)類及び六フッ化硫黄(SF6)が含まれる。これらの物質は、冷蔵庫、エアコン、消火器、送電システム、その他様々な産業工程に用いられ、温室効果ガスとして非常に強力で、その影響が持続する。これらの物質の排出を削減することは、京都議定書の要求事項であり、今回の合意により、EU及び加盟国が同議定書に基づく目標を達成できるようになる。
合意されたEU規則は、フッ素系温室効果ガスを含む一定の製品及び設備を禁止するとともに、これらのガスを用いる固定設備からの排出を規制する。また、これらのガスを含む製品にラベリングを義務付ける。
また、EU指令は、自動車のエアコン設備に用いられているフッ素系ガス(HFC 134a)を段階的に廃止することを定めている。【欧州委員会環境総局】【欧州議会】
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