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環境ニュース[海外]

ドイツ新政権誕生 ガブリエル新環境大臣が決意を表明

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2005.11.30 【情報源】ドイツ/2005.11.22 発表

 ドイツ連邦議会は、11月22日、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の統一候補アンゲラ・メルケル氏を首相に選出し、社会民主党(SPD)と連立を組む新政権が発足した。新政権では、ジグマール・ガブリエル氏(SPD)が環境大臣を務める。
 ガブリエル氏は、 ニーダーザクセン州ゴスラー出身の46歳。ゲッティンゲン大学で、政治学、社会学、ドイツ語学を学んだ。1977年にSPDに入党。1990年には州議会議員に当選。1999年から2003年までは、州首相を務めた。
 ガブリエル氏は、就任にあたり、次のようなコメントを発表した。
 「新政権は、環境と自然の保護を重視している。我々の目標は、効果的な気候保護と環境保護を、経済的な発展と社会的なバランスに結びつけることである。美しい自然、澄みきった空気、清潔な水は、豊かな生活環境の前提条件であり、将来世代に保障しなければならない。環境保護は国家や経済界、社会の共同課題であり、協力や対話を積極的に進めていく。エネルギー効率や資源利用効率の向上、再生可能エネルギーや再生可能な資源の増加は、気候や自然の保護、石油への依存からの脱却、ドイツ経済の競争力の強化、そして雇用の増加への鍵となる」
 CDU・CSUとSPDの連立協定では、気候変動について、EU全体の義務的な目標として、2020年までに、温室効果ガスを1990年レベルから30%削減することを提案すること、また、再生可能エネルギーについては、発電分野における割合を2010年までに少なくとも12.5%、2020年までに少なくとも20%とすることなどが盛り込まれている。【ドイツ連邦環境省】

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