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環境ニュース[海外]

森林認証スキームの改革が進む

地球環境 森林の減少】 【掲載日】2005.08.31 【情報源】イギリス/2005.08.11 発表

 イギリス政府の要請をうけ、「森林認証制度支援プログラム(PEFC)」と「北アメリカの持続可能な森林イニシアティブ(SFI)」が、材木や木材製品に関する新しい基準を採択した。
 イギリス政府は、2004年11月、5つの森林認証制度について評価を行い、PEFCとSFI等については、合法的に伐採された木材の認証としては受け入れられるが、持続可能な木材の認証としては不十分だとしていた。今回の改正により、PEFCでは、関係者グループの参加と透明性が求められるようになり、各国の関係機関も基準や手続きを変更することとなる。政府は、2005年末に進捗状況をレビューする予定だが、それまでの間、政府の調達担当者は、PEFCを持続可能な木材の認証として受け入れることができるようになる。また、SFIは、加工・流通過程の管理に関する認証(CoC認証)を導入し、適切に管理された森林から切り出された木材の割合が分かるようになった。
 カナダ規格協会(CSA)や森林管理協議会FSC)の認証に加え、PEFCとSFIも、合法的かつ持続可能な木材の認証と認められたことで、4種類の森林認証が活用できるようになる。
 モーレイ大臣は、合法的で持続可能な木材市場を目指し、政府と産業界が協力して取り組んできたことを評価。PEFCとSFIについては、今後も、取組みの進捗状況をチェックしていくと述べた。
 なお、8月16日には、合法的で持続可能な木材の調達についてアドバイスを提供するヘルプライン「木材専門情報中央センター(CPET)」がオープンした。CPETは、木材調達について豊富な経験を有する、プロフォレスト社が運営する。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

CPETについて(E-mail)
cpet@ProForest.net

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