一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 貴重な海洋地区の保護を打ち出す
【自然環境 自然公園】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】アメリカ/2001.01.19 発表
EPAは、海洋生物の重要な生息地や貴重なサンゴ礁、熱水噴気口など、環境面で特別な価値のある海域を「特別海洋地域(Special Ocean Sites)」として指定し、一定の開発行為を禁止することを提案した。特別海洋地域として指定されたのは、以下の4カ所。Flowe Gaeden Banks (テキサス沖合)、Gorda Ridge-Blanco Fracture 地帯(オレゴン沖合)、3Escanaba Trough of Gorda Ridge (カリフォルニア沖合)、Northern Right Whale Critical Habitat Area (マサチューセッツ、フロリダ、ジョージアの沖合)。これらの地域では、新規の海域への排出許可、既存の排出許可の延長は禁止される。また、EPAは、市民及び州が、新たな特別海洋地域の設定を求めることができるようにする誓願プロセスも提案している。併せて、EPAは、3マイル以上沖合の海域(各州の管轄権限)を「健全海洋水域(Healty Ocean Waters )」として指定する案を提案。これらの海域では、水質浄化法(the Clean Water Act)の下、16項目の水質規制、及び海洋生物、レクリエーション、審美的価値などに関する必要な諸条件を満たすことが求められる。このため、沖合での鉱業、油・ガス探査、養殖漁業などの開発行為が始めて規制に服することとなる。
本日提案された特別海洋地域、水質清浄法の改訂排出基準等については、http://www.epa.gov/ow , の "What’s New."にて入手可能。【EPA】