環境規制の執行状況が改善

【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2005.07.01 【情報源】オランダ／2005.06.06 発表

　環境規制の執行の質の向上に向け、執行機関は大きな前進を見せたが、執行機関の4分の1は、いまだに基準を満たしていない・・・オランダ住居・国土計画・環境省のファン・ヘール国務大臣は、運輸・公共事業・水管理大臣に代わって、こうした内容の報告書を議会に提出した。
　2002年に、オランダ政府と地方公共団体は、環境規制の執行に携わる全ての機関が、2005年1月1日までに執行活動に関する最低基準を満たさなければならないとする合意を行った。基準は、目標、条件、組織、実施、環境執行の評価などに関するものである。「環境執行のプロフェッショナル化」事業により、執行機関は、基準の達成に向けて努力してきた。
　2003年には、各機関がどの程度まで基準を達成できたか、また改善の必要な分野はどこか分析する、予備的な評価が行われた。この結果を踏まえ、執行機関は、実施計画を策定し、実行した。2005年初頭から、この結果に関する評価が行われ、大多数の執行機関が優れた実績をあげたことが分かった。
　なお、この手続きの間に、執行構造法が起草され、環境執行の質に関する基準が、同法及び政令（執行の質に関する要求事項（環境管理）政令）に盛り込まれた。同法及び政令は、数ヶ月のうちに施行される。【オランダ住宅・国土計画・環境省】（英語版）