一般財団法人環境イノベーション情報機構
気候変動に関するEU・アメリカ関係 新たな段階への期待
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.05.12 【情報源】EU/2005.04.20 発表
気候変動問題をめぐり、ワシントンにおいて、EU代表団とアメリカ代表との2日間にわたる協議が実施された。EU側は、現議長国ルクセンブルグからルックス環境大臣、次期議長国イギリスからウィッティー大臣、欧州委員会のディマス環境委員が参加し、アメリカ側は、気候変動交渉担当のドブリアンスキー国務大臣、コノートン環境評議会議長が参加した。両者は、気候変動問題が、現在及び将来の政策担当者にとって主要な課題であることに同意。EUとアメリカで、気候変動及び幅広い環境アジェンダに関する政策について、ハイレベルの会合を再開することが合意された。
ディマス環境委員は、技術革新に留まらず、「エネルギー効率、再生可能エネルギー、市場ベースの手段及び適応措置といった問題を含め、将来の協力の道を模索した」と述べ、「会談の成果は、気候変動問題をめぐるアメリカ・EUの協力関係が新たな段階に入ったことを示すものであろう。2012年以降の国際的な気候変動レジームの将来について、アメリカと真剣に話し合う用意ができている」と加えた。【欧州委員会環境総局】