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環境ニュース[海外]

ボン会議は京都議定書批准の基礎となるべし

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2001.07.17 【情報源】ドイツ/2001.07.05 発表

 ドイツ連邦のトリッティン環境大臣は、気候変動ガス削減のための国際交渉は、今後十年の方向を決める重要な岐路に立っていると考えている。ハーグ会議の不成功、アメリカ合衆国の京都議定書を批准しないという声明によって、交渉は危機に瀕している。
 同氏は、気候変動はすでに始まっており、この変動は21世紀には激化するとのIPCCの研究報告に触れた。IPCCの報告によれば、21世紀地球の気温は数度上がり、とりわけ途上国において、暴風雨、氾濫、旱魃等の被害を貧しい人々にもたらす。このことに対して、先進国が責任を負わなければならないことは当然である。
 同氏は、アメリカ合衆国が最初の一歩に参加しないとしても、ボン会議において新しい方向付けを獲得する必要がある、ドイツは、EUのパートナーとともに、ボン会議を成功させ、2002年までにできるだけ多くの国と京都議定書を発効させなければならない、と語った。また、アメリカ合衆国は、京都議定書の枠外においてであっても、意義ある気候変動防止対策をとることが重要である。他方、アメリカ合衆国が京都議定書の枠組みに戻ってくるためのドアは開いておかなければならない。同氏は、世界で最も気候変動ガスの排出量が多い同国が、気候変動ガス削減の責任を免れることがあってはならない、と語った。【ドイツ連邦環境省】

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