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環境ニュース[海外]

光化学スモッグ対策を呼びかける

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2001.07.09 【情報源】フランス/2001.06.26 発表

 フランスは、この夏再びオゾン(地上レベルオゾン)による大気汚染にさらされる。ここ3日間、イルドフランス、アーヴル、ノアヴィニオン等において、「勧告と情報レベル」(1時間平均180マイクログラム/m3)を超えた。今日明日にも、パリで新たに限界地を越える危険がある。
 環境国土整備省は、下記の対策を実施する可能性があると注意を促している。
・「勧告と情報レベル」
 1時間平均180マイクログラム/m3に達するオゾン汚染の場合、公共機関は状況を報告し、子供や老人等影響を受けやすい人々に注意勧告を行い、自動車、工場、家庭等からの原因物質の排出を削減する対策をとるよう勧告する。パリ地方(パリ、イヴェリーヌ)、マルセイユ、リヨン、ですでに実施されたように、知事が高速道路や道路の一部でスピード制限を行う。
・「警戒レベル」
 1時間平均360マイクログラム/m3を超える場合、又は超えるおそれのある場合、公共機関は汚染物質の排出制限のため、交通循環や産業活動を制限する対策をとる。
 また、同省は、こうした公共機関の取り組みと平行して、各自がオゾンの前駆物質の排出削減に貢献できるとして、以下の対策を呼びかけた。
・可能な限り車での移動を分散し、徒歩、自動車、公共輸送等により適切な移動手段を選択する。
・最も経済的な方法で運転(燃料消費を減らす、平均したスピード維持)。
日中最も暑い時間帯でのガソリン補充は避ける(気化による炭化水素の排出が増加する)
・溶剤やペンキ,芝刈り機のような小型モーターの使用を制限する。【フランス環境・国土整備省

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