一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 有害廃棄物のリサイクルの促進に向けた規則改正案を公表
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2003.11.06 【情報源】アメリカ/2003.10.20 発表
EPAは10月20日、金属や溶剤などのリカバリーを大幅に拡大することを目指し、有害廃棄物の管理に係る連邦規則の改正案を公表した。ここでいう有害廃棄物には、使用済み溶剤、金属を含有する汚泥、大気汚染設備で収集されたばいじんなど、産業工程で発生する残余物が含まれる。今回の改正では、同一事業所内で、連続した工程においてリサイクルされる物質を、有害廃棄物規則から除外することが提案されている。ただし、これらの物質が環境中に放出される場合は、既存の有害廃棄物規則が適用される。改正により、全国1700を超えるプラントにおいて、年間で総額1億7800万ドル(213億6000万円)の廃棄物管理・リサイクル費用が節約されるものと考えられる。
なお、改正案では、有害廃棄物の「合法的なリサイクル」について、当該物質が有価物として管理されること、リサイクルでできた製品が相当量の有害物質を含まないことなど4つのクライテリアが示されている。【EPA】