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環境ニュース[海外]

欧州議会 遺伝子組換体の追跡・ラベリングに関する規則を支持

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2003.07.22 【情報源】EU/2003.07.02 発表

 欧州議会は、7月2日、欧州委員会が提案していた遺伝子組換体(GMO)の追跡・ラベリングに関する規則案、GMO由来の食品・飼料の流通許可及びラベリングに関する規則案について支持することを決定した。
 規則では、GMOの流れを追跡できるよう、製品中のGMOに関する情報を取引先等に伝達し、5年間保持するよう事業者に義務付ける。また、GMOを0.9%以上含む食品及び飼料については、ラベリングが義務付けられる。偶発的に、あるいは技術的にGMOの混入が避けられない場合として、0.5%の混入までは市場での流通が認められることとなった。なお、GMO及びGM食品の認可については、欧州食糧安全庁の科学的リスク評価及びこれに対する公衆の意見を踏まえて、欧州委員会が認可の案を策定する。認可の可否は、加盟国の多数決によって規制委員会で決定される。
 今後は、今回の欧州議会の第2読会の結果を閣僚理事会で承認する予定。事業者は、官報掲載後、6ヶ月以内にラベリングに関する規定に従う必要がある。【欧州委員会環境総局】

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